「新宿線特殊連絡定期券」とは

管理人の記憶を辿る限りでは、3年程前から発売されている様な気がする「新宿線特殊連絡定期券」。PR不足な為か、その存在を知らないという方が圧倒的多数を占めているようです。鉄オタな管理人でさえ、先日の「名前を付けよう!」のキャンペーン告知が始まるまではその存在を忘れていたほどです。

このページでは、そんな「影は薄いけど便利な定期券」の便利さをご紹介したいと思います。



購入・利用出来る区間

新宿線・拝島線・多摩湖線・国分寺線・西武園線の各駅発の定期なら、どの駅からでも購入できます。但し池袋線系統の一部の駅発の場合、購入ができません。因みにこの定期はPASMO定期券かつ通勤定期のみの発売となっています。

※画像はクリックすると拡大できます。


西武線田無駅JR渋谷駅間の定期を「通常の連絡定期券」として購入した場合

通常の連絡定期券の場合、上図のように「田無⇔高田馬場」と「JR線高田馬場⇔JR線渋谷」の区間しか乗車できません。どうしても「高田馬場⇔西武新宿」を定期券の経路に含めたい場合は、磁気定期とPASMO又はSuica定期の2枚を持たなければ利用は出来ませんでした。

 


西武線田無駅JR渋谷駅間の定期を「特殊連絡定期券」として購入した場合

特殊連絡定期券の場合、「田無⇔西武新宿」と「高田馬場⇔渋谷」間の定期を1枚で購入したのと同じ状態となります。「高田馬場⇔西武新宿」と「高田馬場⇔新宿」は、2枚持ちの時と同様にどちらの経路も利用出来ます。

つまり、行きは高田馬場から山手線、帰りはJR新宿で降りて西武新宿から座って帰宅 というパターンでも利用出来るということです。

※高田馬場から池袋方面への「特殊連絡定期券」の販売は有りません。

 



値段

「西武線発駅⇔西武新宿」の通勤定期運賃 + 「JR高田馬場⇔JR線新宿方面各駅」の通勤定期運賃です。2枚持ちの場合と値段は変わりませんが、利便性の点からこちらが圧倒的に便利だと思われます。

 (例)上の図の区間の1か月分特殊連絡定期券を購入する場合
西武線の運賃 9,840円(田無⇔西武新宿) + JR線の運賃 5,040円(高田馬場⇔渋谷) = 14,880円

 


 

いかかでしょうか。この定期券の知名度・売り上げが上がることを期待するばかりです。

 


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